ひろすけ童話賞受賞作品
第35回ひろすけ童話賞(令和7年度)
『コンスケとはるのともだち』 作・すとうあさえ / のら書店
あらすじ
春がきました。きつねのコンスケは拾って大事にしていたどんぐりを森にうめに行きました。そこでコンスケはキッコというちょっと不思議な女の子に出会い、鳥の声を聞いて言葉に直す「聞きなし」を教えてもらいます。二人は聞きなし遊びを楽しみながら、鳥たちに導かれるようにどんぐりをうめる場所を探します。キッコとコンスケの楽しくてうれしい春の一日のおはなしです。
受賞者プロフィール
1953年生まれ。お茶の水女子大学卒業後、幼児教育番組の制作を経て絵本の世界に入る。 「子どもと楽しむ行事とあそびの絵本」(のら書店)「はじめての行事えほん」シリーズ、「はじめてのこ
よみえほん」シリーズ(ともにほるぷ出版)など、季節の移ろいや身近な自然に心惹かれながら創作
している。東日本大震災時の緊急燃料輸送を描いた絵本「はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ」(童心社)の読み語りを福島、東京などで続けている。
ー著作リストー
絵本
○「コンスケとはるのともだち」(のら書店)○「ざぼんじいさんのかきのき」(岩崎書店)
○「子どもと楽しむ行事とあそびのえほん」(のら書店)※第55回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞
○「はしれディーゼルきかんしゃデーデ」(童心社) ※第7回住田物流奨励賞特別賞
○「はじめての行事えほん」シリーズ(ほるぷ出版)以下タイトル
・あけましてのごあいさつ(お正月)・まめまきできるかな(節分)・おいしいおひなさま(ひな祭り)・おはなみバス(お花見)・こいのぼりくんのさんぽ(端午の節句)・ほっほっほたる(ほたる狩り)・みんなのおねがい(七夕)・うれしいぼんおどり(お盆)・だんごたべたいおつきさま(お月見)
・ほくほくおいもまつり(お芋掘り)・おおきくなったの(七五三)・ぽかぽかゆずおふろ(冬至)
・じゅうにし どこいくの?(年越し)※第45回日本児童文芸家協会賞特別賞。
○「はじめてのこよみえほん」シリーズ(ほるぷ出版):二十四節気ごとのお話
以下タイトル 続刊
・(啓蟄)かえるが ぴょこっ・(小暑)うみ うみみみみ・(大暑)すいかごろごろ
・(寒露)どんぐりくりくり おともだち
○「おいしい行事絵本」シリーズ(ほるぷ出版)以下タイトル
・おしょうがつパーティ めでたいめでたい・ひなまつりパーティ はるらんらん
・おはなみパーティさくらさくさく・こいのぼりパーティ ぐんぐんすくすく
・たなばたパーティ きらきらきらきら・おつきみパーティまんまるまんまる
○「れいちゃんのきせつのせいかつえほん」(のら書店)○「十二支のおもちつき」(童心社)
○「ゴチソウドロ どこにいる?」(くもん出版)○「くませんせいがねているうちに」(ハッピーオウル社)など
紙芝居 以下童心社
「おひさま、あけましておめでとう!」「ぴよぴよぴよちゃん」「ろくじいさんのゆずおふろ」「ぶーぶーぶー」「おそうじ おそうじ おおそうじ」「えんばすくん ぷっぷぷ ぷー」「あ、あぶない!」「こんやはまめまきおにはそと」など
受賞者のことば
この度、ひろすけ童話賞をいただき、ひろすけ童話の裾野に迎えていただいたこと、心より嬉しく幸せに思います。「コンスケとはるのともだち」は静かな物語です。古くから日本にある鳥の鳴き声を言葉に直す「聞きなし」の文化と、命を今ここにいる私たちに繋げてくれた先人たちへの感謝の気持ちを真ん中においてお話を考えました。やわらかな春の森、頬ずりしたくなるようなコンスケ、キッコを描いてくださった画家の高橋和枝さんに深く感謝いたします。